昔ながらのかまど炊きと手絞りで大事に豆腐をつくっています。

2013.11.14

家族の仕事


 
この哀愁漂う背中は、まめやの長男小2。平日の夜、薪ストーブの炊きつけを作るために、玄関の外で薪をナタで割っている。カーンカーンという甲高い音が、暗闇の中で響いている。(服が後ろ前)
 
長男は、今年も薪ストーブ担当になり、家の居間の暖をとるには欠かせない存在となっている。もはや、母の私のほうが、今年薪ストーブに触ってない。
 
その長男は、学校から帰ってくると、工場の中の炊きつけも作ってくれる。翌日使う焚きつけを割って、釜にセットしてくれるのだ。そして、いち早く家に帰り、夕飯を作ってくれる。なんでこんなにえらいのかと感心するが、私の口から出てくる言葉は、「なんでこんなに台所よごすの!片付けなさい!」・・・長男が寝る時に反省する毎日なのだ。
 
長女小3は、朝5時半に起きて、お父さんのいる工場に走って行く。そして、がんもを丸めるのを手伝ってくれる。7時になると急いで家に帰ってきて「今日は50個丸めたよ!」と息を切らしながら嬉しそうに話してくれる。朝ごはんを5分で駆け込んで食べて元気に学校に行く。こんなにえらいのに、日頃一番怒られるのは、長女なのだ。・・・かわいそうに。
 
私の子供の育て方には、反省ばかりが募り、決していいお母さんではない。もっとこんなお母さんになりたい、と常に思っている。けれどその中で、これだけは、子供にとってよかったと思えることがある。それは、「忙しいお母さん」だということだ。お母さんが忙しいから、子供がやらないと生活がまわらない、と子供が肌身で感じているのだ。毎日日が暮れても家に帰れないお母さんだから、薪ストーブはつけられない、ご飯も作れない、カーテンも閉められない、お風呂も入れてやれない、忙しくてどうしようもないお母さんだから、子供がなんとかしなくちゃって思っている。そうやって、子供は、必要に迫られて家族の仕事をしてくれるのだ。「やったからお小遣いちょうだい」の世界はここにはない。
 
もう一つ言うと、うちが貧乏だ、というのも、子供の成長にとっては良いことだと個人的に思う。・・が、話が長くなりすぎるのでやめておこう。とにかく、子供は恵まれすぎていないほうがいい、なんて勝手ながら思う。こうやって、自分の育て方を正当化して、全くひどい母親だ・・・反省しながら眠りにつく毎日である。

コメント/トラックバック

トラックバック用URL:

コメントする

管理人にのみ公開されます