2019.02.01
薪の火と読書
木曜日は、夫より早く起きて工場に向かう。
午前3時すぎ。
シュッとマッチをすって点火。
パチパチと薪のはぜる音が、しんと静まり返った工場の中で反響する。寝ぼけまなこが、だんだんと冴えていく。夫が来て薪の音以外の音が立ち始める前の、静寂の約1時間。
薪をくべながら、本を読む。この時間が好き。
相変わらず、重松清。都会の話だったり、中学生の思春期の話だったり、私とは状況が違うんだけど、なぜか共感してしまう。重松清の易しくて優しい文章が好き。比喩がいつも面白くて、想像力が掻き立てられる。
本を読む。薪をくべる。
非日常にぶっ飛ぶ。日常に戻る。
人ってなんだろって考える。自分の暮らしを考える。
この行き来が、とてもいい。
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