2017.06.20
犬のこと①
保護された犬をもらってきて4年になる。なかなか上手にしつけができず、散歩の時は力いっぱい引っ張る。近所のヤギを襲ったり、つい先日は、近所の小さい犬に噛み付いてしまった。引き離すのに必死になったあの壮絶な瞬間を思い出すと、鳥肌が立つほど恐ろしく、また胸がきしきし痛む。これからどう飼ったらよいか分からず、途方に暮れていた。
でも、暗くなるばかりでは何も解決しない。長谷の動物のプロ、ヨーコさんに来てもらった。
「ちょっと散歩してみて」と言われ、いつも通りしてみた。
「いつもそうやって散歩してるの?」
「うん。」
「まず散歩の仕方が全然違うよ。」
それからが目からうろこだった。犬は人より前に出ないこと。人に意識がない散歩はダメってこと。全てが人主導だということを教えなきゃいけないってこと。
それは、犬にとって不幸なことではなくて、人が主人になることで、犬が嬉しいって思えばいい。そうでないと、犬は本能のまま行動して人とは暮らせないと。
まずヨーコさんが、散歩してみる。あれ?全然引っ張らない。ヨーコさんの横を従順にゆっくり歩く我が犬に、びっくり仰天。私もやってみた。あれ?上手に歩けてる。こんな我が犬、初めて見る。笑っちゃうくらい、いい子になってる。
人が変われば犬も変わる。そうヨーコさんは言う。動物から教わることは大きい。
コメント/トラックバック
トラックバック用URL: