2016.01.29
長野に帰ります
今年の4月に長野に帰ります。
住めば都といいますが、島根の魅力にすっかりとりつかれてしまった私。特に、ここ寺領という土地は、人も学校も自然も素晴らしく、本当に良くしていただきました。去りがたい気持ちでいっぱいです。
帰る決断をしたのは、夫が仕事をやめた去年の10月頃です。でも、まわりの人の反応が怖くてしばらく誰にも言えず、心と体が乖離したような日々を送っていました。小さな村と小さな学校をあげて、私達の来訪を歓迎してくださり、暮らしやすくなるようご尽力いただいたにも関わらず、裏切るように出ていくことに、申し訳なさと無念さとが込み上げてきます。
「たった2年で出て行くなんて無責任。結局この地域のことなんか真剣に考えちゃいないんだね」失望の溜息が聞こえてくるようです。そんなつもりじゃない、できることなら、この地域の人と共に、この地域の未来を作っていきたかった。そういくら叫んでも、今となっては空虚です。
私達はまた高遠の地で豆腐屋をします。他の仕事をしてみて、豆腐を作るという自分の生きる道がより鮮明になった夫。私も、自分の生き方、家族のあり方を再確認し、やっぱり帰ろうと決断しました。
何一つ恩返しができないけれど、残り少ない島根の日々を心を込めて送りたいと思います。
コメント/トラックバック (7件)
トラックバック用URL:
本当に寺領に来てくれて出会えてよかったです。うちの奥さんは長野に帰るのを聞いて、涙が止まりませんでした。でもあなたたち家族がそう決断したのなら、気持ちよく送ってあげたいです。
自分の生き方を探し追求するその姿は、僕にとっては凄く刺激になり、尊敬しています。
5人の子供たちの笑顔があれば何でもできる。
またマラソン走りにおいで。ずっと寺領にいます。おいしい豆腐食べに行きます。
ありがとう。涙が止まりません。
私もあなたたち家族に出会えたことが、この島根生活の何よりの宝物。
これからもよろしくね。
地釜豆腐店の集いでご一緒させていただいた千葉です。
さぞかし悩まれての決断だったことをお察し致します。
何かお手伝いできることがあれば連絡下さい。微力ながら応援しています‼︎ご主人様によろしくお伝え下さい。
もうすぐ、お帰り!ですな。
2年間の旅の間、なんのお力にもなれずゴメンナサイ。。
でも、一緒に良い経験をさせて(見させて)いただきました。
遠く離れた土地で出逢う人達のことを思うと、
人生とは「旅」と「出逢い」そのものなんだなと感じます。
新しい縁が終わるわけではないので、島根にも心強い縁の
ある方ができてうらやましい限りですよ!
家族みんな、人間が二回りも三回りも大きくなって
会えるのを楽しみにしています。
娘も楽しみにしてます。一緒に卒業できるねって。
>気仙沼の豆腐屋さん
主人が、見学に行きたいなぁとよく言っております。
うちはちゃんと豆腐が作れるのだろうか⁇
帰っても悩みながらです。
末永くどうぞよろしくお願いいたします。
>通りすがりのシンさん
シンさんって、あのシンさんだったんだ‼︎
いつも応援ありがとう。
二回りも三回りも太って帰るかも(汗)
少なくとも夫は、太った。
人に会うと、げっそりしたねっていつも言われてた人だから、
いいことかもね。
なにも事情を知りませんでした。
でも、また美味しいお豆腐が食べられるので嬉しいです。
待ってます。
ありがとうございます。
ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
待っている、というそのお言葉に支えられて今を生きています。