昔ながらのかまど炊きと手絞りで大事に豆腐をつくっています。

2019.11.29

油揚げを揚げる朝

今朝は、油揚げを臨時で揚げることになった。

 

油の中に生地を入れると、じゅわじゅわーっと音がした。

あれ?いつもはこんなに大きな音はしないぞ?と思ったら、そうか、今日は他の音がしないからなんだと気づいた。普段は、夫が隣で豆腐を作っているので、豆をつぶす音や、炊く音や、夫の動き回る音などが、工場内で響いている。今日は、私一人。だから、工場の中は静けさが漂っているんだ。

 

じゅわー、ぶくぶく、ぷつぷつ、じゅじゅー

 

油の中に沈んでいた生地が浮き上がってくるとともに、寝ていた生き物が起き出すような音がたってくる。ワクワクする。壊れた扇風機のようにブンブン鳴り響く換気扇も、今日は付けずに、その音にじっと耳をすませていた。

クライマックスは、生地を高温にうつしたとき。

 

ジュオーーーー!!

 

生地の細胞一つ一つが火傷してびっくりして弾け飛ぶような音。これはいつも聴こえる音なんだけれど、拡声器を使って音を大きくしたみたいに、頭にガツンと響く。うん、いい音だ。いい調子だ。よくふくらんでいる証拠だ。

足元では、燃え盛る薪が、バチッバチバチ、と言っている。

 

換気扇を付けないから、煙が目にしみる。のも、また良い。

そして、静かに、物言わぬ油揚げとなり、佇む。

 

でも、「今日の僕ら、サイコーにうまいぞ!」と、油揚げの心の声が、私にだけ聴こえてくる。

2019.11.26

ちょっと休止中

なかなか書けずにいます。

ブログ編集専用に使っていたiPadが、壊れてしまったこともあり、綴る作業が遠ざかっています。(今は頑張って不馴れな携帯から書いています)

 

でも、先週末は、このブログを何年もずっと読んでくださっているお客さんがお店にみえになり、嬉しくて胸が熱くなりました。去年もちょうど同じ頃、おみえになりました。こうやって一年に一回ほど、突然おみえになります(笑)。でも、ほとんどお会いしていないのに、まめやの暮らしぶりをよくご存知で、まるで近所にお住まいかのよう。なんだか見えない糸でつながっているようでした。

 

日頃見えなくとも支えてくださる方がいらっしゃることが私の大きな原動力になっています。

また書きます。どうか飽きずに時々覗いてくださいね。

2019.11.09

三義の文化祭

11/3は、我が地区、三義の文化祭でした。
今時、こんなに盛り上がる村の文化祭なんて、他にはないでしょう。
展示、ステージ発表、屋台と大賑わいでした。
 
中でも、私は、三義子供会の会長として、ステージ発表には命がけでした(笑)。村のおじいちゃんおばあちゃん達に喜んでもらうぞ、という一心で。
IMG_6076
創作・組体操をしました。
 
三義の馴染みの風景を、体で表現したのです。
 
「三義の山、山室川、きれいな星空」に始まり、「お寺の和尚さん」になってみたり、「柿の木」に群がる「猿」になってみたり、「鹿」になってみたり。クライマックスは、三義の米作りとして、「お田植え」「稲刈り」を表現しました。途中、たくさんの可愛い「カエル」も出てきます。
 
そして、最後には、6年の次女が、「こんな三義の風景がいつまでも残っていってほしいです」と大きな声で堂々と言ってくれました。やらせじゃないです(笑)。本当に感動しました。何人も泣いてくれた人がいました。やってよかったー!と心の中でバンザイでした!
 
16人の小学生達。練習の度に「早く組体操やろうよ!」と言ってくれました。「”猿”やりたい人ー!」と言うと、「はーい!はーい!」と猿のように群がってきました。本当に可愛いです。三義という、この田舎でのびのび育っている証拠だなぁと思いました。
 
三義の子供達は、風景とともに、後世に残したい財産です。

2019.11.07

おにぎり

忙しい日常の一コマ。
 
あと10分で保育園に行くという時。
5歳の末っ子が「おにぎり作るー!」と言い出した。
 
いつもこの時間に、お母さんがお父さんにおにぎりを作っているのを見ているのだろう。
IMG_6118
「今はダメー!」と言いたいのをガマンガマン、、と自分に呪文を唱える。
 
「やりたい」という意欲と、「お父さんのために」という優しい心は、「今」が大事なんだ。
IMG_6119
生まれて初めて握ったおにぎり。
とんがったり丸まったり、回しながら色んな形になっていく。
 
「保育園から帰ってきた時のおやつにする」とニコニコで出かけていった。
5歳児のことだから、帰ってきた頃には忘れているんだけど、
 
おにぎりを見た瞬間、満面の笑みに。
そして、自分のこぶしほどのおにぎりを、大事に大事に食べていた。
 
朝の10分で末っ子は、大きく成長した。