昔ながらのかまど炊きと手絞りで大事に豆腐をつくっています。

2013.05.31

もし君たちがいなかったら

私って子供に怒りすぎだなぁ、ってよく思う。いつもプンプン口がとがって、頭にツノが生えている。ある日ご飯を食べながら、突然、5歳の次女がこう言った。

「おかあさん、こどもたちっていないほうがいい?」
「ん!?どうして!?」
「だって、こどもたち、うるさいでしょ。こどもたちいなければ、おかあさん、怒らないですむでしょ。」

ひぇぇぇ・・と内心焦りつつ、「なに言ってるの。お母さんはね、子供たちがいなかったら、こんな山奥で暮らしてないし、豆腐屋さんもやってないし、こんな古い家に住んでないし、鶏を飼おうって思わないし、まるこ(猫)もいないし、畑も田んぼもやらないよ。みーんな君たちがいたから、君たちが喜ぶから、君たちが良い経験ができるからやってきたんだよ。もし、君たちがいなかったらね、お母さんは、都会のマンションで、朝から晩まで会社にいて、ご飯は外で食べて、ほとんど家にいない淋しい生活をお父さんとしてたかもしれないなぁ。」

「へぇぇ」と驚く次女。「お母さん、何うるうるしてんの」と8歳の長女。(決してうるうるしてなく、極めて明るい話にしたつもりだけど)

今こうして自分がいられるのは、子供のおかげ。もっと感謝しなくちゃ!と、わが身を省みる母でした。

2013.05.29

チャボ

チャボ1

我が家にチャボがやってきました。オス2羽、メス3羽、ヒナ2羽です。お世話になっている鉄工屋さんが、なんと小屋ごとくださいました。(お店ではなく自宅のほうです)

ピヨピヨ言うヒナがかわいくて、つかまえようと企む子供らに、命がけの雄叫びを上げて威嚇する親鶏たち。子を守る親は、一番恐ろしいのだ。我が家に来て早々そんなことをしているもんだから、私達になつくわけもない。警戒して近寄ろうともしない。

しかし、ひもじいまめや一家に来てしまったチャボたち、少々お腹がすいているようで・・ここ数日はえさを求めて、だんだんと近づいてくるようになった。背に腹は代えられないらしい。

鶏は、えさをやると、すぐにメスと子供がやってきて食べる。オスは、その後で待っている。謙虚なオスだ。ん?誰かが、まめや家族みたい、と言う声が聞こえたような。ライオンは、狩りをするのはメスだけど、オスから先に食べ始めるという。みなさん、どちらの家族でしょう・・。

ところで、チャボの中で、一番警戒心がなく、えさを求めて近づいてくるメスがいる。私のようにただの食いしん坊だと思っていたら、そのメス、どうも卵を産んでいるようだ。今日、初めて卵を発見した。なるほど、だから一番食べなきゃいけないわけね。

子共たちは、卵を手にして、飛び上がって喜んだ。普段、七草農場さんからの美味しい卵を食べているわけだけれど、実際の卵と鶏が目の前で一致したときの喜びは、実感をともなうもので、子供には大切な経験だ。鶏小屋の中にある卵は、こぬかや糞にまみれて、けっして”きれい”とは言えず、最初子供たちは、食べるのをためらったくらいだった。けれど、自然の生き物の卵というものは、本来そういうものなのだ。子供たちは、ためらいながらもその卵を口にし、「美味しい!!」と叫び声を上げた、その感動は、きっと深く心に刻まれるのだろうと思う。

2013.05.26

田植え2013


今年も田植えが始まりました。まめや家族のイベントには常にハプニングがつきものですが、やっぱり期待通りハプニングが。苗が機械でうまく植えられず、結局延々と手で補植することに。小学2年と3年の我が子が手伝ってくれますが、うーん、曲がってる!!

翌日の豆腐屋の準備もあり、途中でギブアップ。この残りはどうするのか・・。次の週末は、夫が留守をするので、私が店番と田植えの残りと、おまけに小学校の参観日!!なんだか悲鳴がでるほど、前途多難なのであります。


心身ともにクタクタに疲れた夜、田植えを手伝ってくれた長男長女が、夜ごはんを作ってくれました。最近お得意のチャーハン。家に帰ると、チャーハンと味噌汁と、卵焼きが机に並び、しかも、一人ひとりにメッセージの紙が添えられていました。母には、「おかあさん、いつもごはんつくってくれてありがとう」3歳の弟には、「いつもかわいいね」 5歳の妹には、「いつもやさしいこころを、ありがとう。めがねつけて、かわいいね」とありました。あー、疲れも吹っ飛びましたよ。明日から、一週間ガンバリます!

2013.05.22

いろいろ作ってます

せっせ、せっせと薪を割っています。私は自宅のストーブ用の薪、夫はお店の豆腐用の薪。

薪小屋も完成しました。若手のスタッフSくんと夫が共同で製作しました。こんなに背が高くて大きい薪小屋が、薪でいっぱいになる、夢のような日は来るのでしょうか。

近くの遠照寺のぼたんも見頃を迎えています。山奥にあるこの村が一年に一度、観光客でにぎわいます。今年はまめやの看板も置かせていただいています。これも、スタッフあやさん、夫、私で作った共同作品。
ぼたん看板1
まめやのスタッフは、多才な人揃いです。私と夫だけでは、きっと何年かかってもできなかったでしょう。

最近、朝の5時に畑にでるのが楽しくて仕方ありません。野菜たちとゆっくり向き合える、自分一人の贅沢な時間です。ある時は、隣の家のおじさんが、田んぼの代掻きをしていました。朝の5時に、ものすごい音を立てて代掻き・・。町中では考えられませんね。山村ならではの”みやましい”光景、大好きです。(みやましい=働き者の、という意味でこの村では使っているようです)

2013.05.12

自転車の旅

今日は、隣の町、「南アルプスむら」まで、長男長女と自転車で行ってきました。自転車での初めての遠出です。

そもそも、私は行く予定などなく、子供たちが他の友人(大人)と勝手に約束していたことなのですが、その友人が急にキャンセルになってしまい、「お母さん、一緒に行って!」と私に泣きつく羽目になってしまったのです。自分の足で村を出たことがない子供たちにとっては、この「南アルプスむら」までの旅は、大人が考える以上に特別なイベントであり、もう何週間も前から毎日指折り数えて過ごすほど、楽しみにしていたものなのです。それが、大人の都合でドタキャン、確かにかわいそうだ。ということで、(しぶしぶ)私も、予定していた仕事をドタキャンして(自分だけの仕事なんだけど)、子供たちに付き合うことになりました。

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なぜか体育着の長男。白と青でキマッてます。長女は、服も自転車も白とピンクでした。

行きは、ゆるやかな下り坂で、風を切っての爽快な走りです。田んぼの水面の輝きがまぶしく、蛙の声が耳に響きます。車に乗れば単調な10分だけれど、自転車に乗ればなんて刺激的なの!

帰りは、上り坂なので、日差しが照りかえして汗がじんわりわき出ます。新しい橋を渡らないで、わざわざ古い山道を行くと、長女が突然叫びました。「トンボだ!!」

1、2年の担任の先生がトンボ博士だった長女は、トンボミニ博士なのです。今年初めて見たトンボ、長女は、なんとかのメス、と叫んでいました。(私は忘れちゃった) そして、トンボがいるところには、水があります。見ると、川が流れています。

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長男が、ヤゴを見つけました。トンボになるのに7年くらいかかるという希少な「ムカシトンボ」のヤゴと長女は言うけれど、どうなんでしょう。(あこがれのヤゴらしいが、ちょっとアヤシイ)

こんな有意義な自転車の長旅でした。おかげで、体が生き生きしてしまった私は、この後、ビーバーもって庭の草刈り、トマトの雨よけネット張り、畝立て、とノンストップで仕事を続け、とてもフル回転な日曜日でした。薪も割ったし、心晴れて月曜日を迎えられます。

2013.05.09

野の草

毎日、野の草を採ってくる子供達の会話。
「これ、これ、なんだっけ?この草。たしか天ぷらで食べられるよねぇ?」
「わきの下だよ!」
「え、そうだっけぇ?」
「あ、わかった。冬の下だ!」
「そうだそうだ!」
「・・・でも、なんか違うような・・」
と、皆で相談して私のところに帰ってきた。
私、「雪の下(ユキノシタ)だよ!!」(笑)

ユキノシタは、天ぷらにしたってたいした味はしないのだけれど、どこにでも生えているわけではないので珍重される。手当てに使うらしい。私は食べられるかどうかしか興味がなくていけないのだけれど・・。

我が家のおかずの8割が、野の草。1割が、豆腐と物々交換でもらった野菜や卵。残り1割が豆腐。あぁ、ありがたや(涙)

2013.05.07

連休


お?サルか!?
と思ったら、長女だった!いつの間にか、こーんな高いところに登れるようになっていた。


こちらは妹サル。

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このひげもじゃは、田んぼの畦に生えていたノビル。野草と料理好きの長男が、天ぷらと酢味噌和えにしてくれました。いつの間にか、全身が小麦粉で真っ白にならずに天ぷらが揚げられるようになっていた長男、成長したなぁ。

連休は、あっという間でした。お店の前に薪小屋を作ったり、味噌を仕込んだり、畑にじゃがいもを植えたり、田んぼの準備をしたりと大忙しでした。どこかに外出したといえば、夕方行った近所の「さくらの湯」の温泉くらいでしょうか。長女が、「さくらの湯」「さくらの湯」とまるで遊園地にでも行ったかのように嬉しそうにつぶやきながら、宿題の日記を書いていました。ささやかな幸せが一番ですね。

2013.05.02

お休みのお知らせ

5月2日(木)~6日(月)までお休みをさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。

どこかに行くわけでもなく・・たまっている仕事を片付けようと思います。

今日は、夫は薪割りです。薪が本当に底をついてしまったため、急きょお休みを一日繰り上げ、せっせと薪を割らなければいけません。私は、家のほうの薪作りです。山から丸太をおろしてきます。薪で仕事をする、生活する、というのは、大変な苦労があります。

明日は、味噌づくりです。毎年仕込んでいた味噌もここ最近はできずにいたら、家の味噌も底をついてしまいました。1日3食味噌汁を飲む大食感の6人分の味噌を買うとなると、えらいこっちゃです。今年は是が非でも味噌を作るぞと意気込んでいます。が、数日前に仕込んだ麹が失敗したようすで、意気消沈しています。自給するということ、手作りでするということには大変な苦労があります、ね。